【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


4人ともおるやん!!!

しかし先ほどうるさかった男も、今は静かにしている


「ごめんね?こいつらも着いて来ちゃった」


いや、そんなテヘみたいな言い方されても困るんやけど。


「えーっと…薬だけ貰ってええかな?」


あ、どうぞって言おうとしてたのに、思ってたことが口から出てしまった。


案の定うるさかった男は
「なにぃぃぃーー!」と言ったが、ちょっと小声

え?もしかして近所迷惑考えてくれてるの?


その姿が面白くて笑ってしまった
そこに気が回るなら、もっと他に気を使うところあったでしょ


あたしが笑い出すと4人とも静かになる。


あ、失礼だったか


「あーごめん。誰か知らんけど、入る?泉は中におるよ」


悪い奴らではなさそうやし、家の前で騒がれても困るし、とりあえず部屋に入ってもらった。


4人はお邪魔します。と律儀に言いあたしの後ろをついてくる。

え、おもしろすぎるやろ


ヤンキーとか不良ってやつやろ?君たち


ちゃんとお邪魔しますって言うんやな


口角が少し上がるのを手で押さえて、泉のいる部屋に4人を通す。