【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


男を見にチラリとソファーを覗くが、しんどそうにうなだれている。

はぁ…

あたしが買いに行くか…


拾ってしまったものはしょうがない。今更放り出せへんし。


カレーを煮込んでそれから家を出よう。
さすがにフロントの人達もいなくなってるだろう。

おでこに乗せてた氷水を入れ替えて、服を着替えて家を出ようとすると、またもインターホンが鳴った


なにさ
一年分くらいインターホン鳴った気する。


そこにはまた先程の4人がいた



「しつこい」


開口一番でそう言うと予想外の言葉が返ってきた




" さっきはごめんね。解熱剤買ってきたんだけど、俺だけでもいいから泉の様子見させてくれない? "


え、まじ?
薬買ってきてくれたんだ。美形さんは、さっきの顔とは違い本当に申し訳なさそうにしている。


……まぁ大丈夫かな


「静かにしてや」



そう言ってオートロックを解除した

てゆうか、部屋番号なんでわかったんか気になる。この部屋に辿り着くんかな?


そんな心配をよそに、部屋のドアがガチャガチャ言った。

早…



鍵を開けて扉を開いたら驚いた