大人数で行くようなところではないと、泉は言った
まぁ…多いから勝てるって訳でもないしな
黒蛇の総長には会っておきたかったな
でも、泉は決めたら曲げなさそうやし、説得は無理そうやな
裏で情報集めるしかないか
わかった。とだけ告げる
幹部メンバーである響も倉庫に残るらしい。
チラっと響を見ると、少し悔しそうな顔をしていた。
なんか…あるんかな?
「響、俺があの女ぶっ殺してくるから。倉庫はお前にまかせるからな」
泉はとても優しい顔で響の肩に手を置いていた。
何度も首を縦に振る響は、とても幼く見えた
響はきっと、まだ何かの闇の中にいる
「泉、ありがとう」
少し前から感じていた。響はただの女嫌いではない。嫌いというよりも、すごく怯えているような
そして今は消えてしまいそうなくらい弱々しい
とりあえず今回はあたしと響が倉庫で留守番。
残りのメンバーは20人程が倉庫に残って、他は帝王の拠点付近を見回るらしい
そして抗争の日まで驚くほど平和が続いた



