「何?それに今日は烈火は居ないのか?クラスにほとんど人居なくて悲しいわ」

「…わりぃ。昼からは全員くる」

すでにチラホラと烈火のメンバーは教室に戻っているようだった。
慧と新が教室に見えてヒラヒラと手を振る


「おま!!」


教師が大きい声を出して近づいてきた。

へ?


「いくらお前らの勝手を許してるからって、女の子を拉致ってきたらダメだろ!はやく親御さんの元へ返してきなさい」


んーーー?あたしのこと?


「杏だ。お前が転入生くるって言ってたろ」


何言ってんだ、と言いあたしの腕を引いて教室へはいる。

「峰岸 杏です!宜しくお願いします」

引っ張られながらとりあえず自己紹介!
教室にいるのは、倉庫で見た人たちばかりだった。


「え?君が不登校の峰岸ちゃん!?!可愛い!こんなクラスに居させたくない!可愛い!授業途中でおわって自習にしよう」


……あ、うん

「神田、セクハラで訴えっぞ」

「まだ何もしてない!」

「いや、何もすんなよ」

ついつい突っ込んでしまった。先生は神田と言うらしい…