「えーーーこれにて久しぶりの烈火総会は終了とする!」


朔の大きな声で倉庫の話し声はピタリと止む
そして一歩前に泉は出る



「とりあえず、杏は新しく俺たちの仲間になる。反対するものはいないな?」



「「「「「オッス!!!!」」」」」


その返事を聞いて満足そうにあたしの方を向く泉。それじゃあ……

そう呟きぐいっとあたしをみんなの前に出す






「「「「 烈火へようそこ 」」」」





そう暖かく迎えてくれた
あたしはこの日のこの瞬間を忘れない。


たとえ2年でも…

その2年をここに捧げて、泉に託そうと思った



「こちらこそ、よろしく」



あたしの居場所ができました。

こうして烈火総会は終わり、各々学校へぞろぞろと移動する。

あたしは泉の車に乗って学校へ向かう


「泉?ありがとうな?悩んでたんアホらしくなるくらい、ええ人らばっかやな」


「だろ?杏も俺らの家族だ」


優しくそう言ってくれて、学校までの道中は、それ以外何も話さなかった。


でも、とても心地よかった