「朔さん…あの子…」
「うるせぇ。ちゃんと見とけ。お前らに認めてもらいたくてやってんだ」
はい…そう呟き周りはまた二人に集中する。
「あかんわー。久しぶりすぎて息上がってきた」
「降参するか?」
「アホいいなや。せっかく楽しくなってきたのに」
そう言いながら拳を泉にぶつける。
片手でそれをいなし、足を払うが、ピョンと可愛く杏は飛んで、また足技を出す
泉は少し手加減しているようにも見える気もするが…息は上がっているし、少しずつ杏の拳も当たっている
だが…
やはり男と女の差だろうか
杏が押され出した
無理もない…だって泉も本気を出してきているから。あのままじゃ押されると思ったんだろうな
俺なら五発目くらいで、やばいの食らって悶絶してそうだな…ははは
想像して苦笑いしかできない
「なんなん!全然当たらへんやん。しんど」
「…はぁ、さすがに疲れてきた」
「こうなったら、必殺技使うしかないな」
突然杏はそう言って、制服をパンパンと叩く
必殺技?
こいつ泉と同じで19歳じゃなかった?
いい歳した女から必殺技なんて言葉でてくるのかよ



