【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


「あたし甘やかしてもええことないで」

「俺の好きなようにするだけだ。俺は烈火の総長だからな」


初めて出会ったときは、愛想悪い金髪やな思ったけど、ほんまは凄くええ奴なんやな

仲間思いの


10分くらい走って倉庫に到着した。
なかなか大きい倉庫やな

町から少し外れて静かな場所にその倉庫はあった。なんだか懐い気持ちになる

あたしたちの倉庫と似ている



倉庫の前には既に大量のバイクが停まっていた。
人数多いやろうと思ったけど、何人おるんやろ


「急遽だったんですが、8割は集まっています」


昨日の今日でみんな集まれるんやね

人数は聞かんとこ。あんまり多すぎると余計緊張しそうやし


「腑抜けた顔すんなよ。シャキッとしろ」


朔にお尻を叩かれた「セクハラ!」
やめてや。こっちはソワソワしてんのに

でもありがたいことに、朔に怒ったら緊張はどのかへ行った


「杏、いくぞ」


ガヤガヤと話し声のする場所へ踏み入れた。



あたしは


この場所が後に、大好きになる