「あたし甘やかしてもええことないで」
「俺の好きなようにするだけだ。俺は烈火の総長だからな」
初めて出会ったときは、愛想悪い金髪やな思ったけど、ほんまは凄くええ奴なんやな
仲間思いの
10分くらい走って倉庫に到着した。
なかなか大きい倉庫やな
町から少し外れて静かな場所にその倉庫はあった。なんだか懐い気持ちになる
あたしたちの倉庫と似ている
倉庫の前には既に大量のバイクが停まっていた。
人数多いやろうと思ったけど、何人おるんやろ
「急遽だったんですが、8割は集まっています」
昨日の今日でみんな集まれるんやね
人数は聞かんとこ。あんまり多すぎると余計緊張しそうやし
「腑抜けた顔すんなよ。シャキッとしろ」
朔にお尻を叩かれた「セクハラ!」
やめてや。こっちはソワソワしてんのに
でもありがたいことに、朔に怒ったら緊張はどのかへ行った
「杏、いくぞ」
ガヤガヤと話し声のする場所へ踏み入れた。
あたしは
この場所が後に、大好きになる



