【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


ただでさえ、一人で8階に住んでるのを不審がられてるのに、朝からこのメンツでゾロゾロ歩くのは、マンションの人が余計不審がりそうや


あたしの心配をよそに、誰にも会うことなく外に出れた。


そして徒歩である場所へ向かう


えっと、ここは、あたしのよく行くスーパーの駐車場。そこにはカラフルなバイクが停まっていた。

マンションまでバイクで行くと迷惑だろうからと、ここに止めてあたしの家に来てくれていたみたいだ。

バイク…いいなー!


そこにあるバイクは3台
朔の後ろに響が、新は一人で、慧も一人で……

あたしと泉は?

「杏はこっち」

そう言われてついて行くと、かっこいい車が…

「泉の車!?」
うん。そう言いエンジンをかける

低いエンジン音は大人っぽさを感じた

これ、センチュリーかな?昔乗ったことある気がする。親父のおさがり。そう言って車は出発した


「不良ってバイクじゃないの?」

「ん?あぁ…俺ドライアイだからバイクあんまり好きじゃないんだ」