【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

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次の日、あたしが夕方からバイトという事を考慮して、まさかの朝からと言うことになった。

え、北蓮見って烈火の人らばっかじゃないの?
ええの?学校から人おらんくなるで?


6枚切りの食パンが一瞬でなくなったが、よしとしよう。


「そーいえば杏ちゃん、制服あるの?」


それは慧の一言で始まった。

あ、制服????あれ?


「どこやったやろか」


確かに買った。でも引っ越しで…どこいったやろ?
そして朝っぱらから総会に間に合うように全員で家中を引っ掻き回す


「こっちにはないよー?」
「こっちもです」
「昨日の夜に出しとけよ」

朔さん、ごもっともです…

泉もウロウロするが、どこを探せばいいのか分からないのか、ウロウロするだけ…

身に覚えがない。ダンボールは全部開けたから、どこかにはあるはずやねんけど


諦めようとしたら響の声がした


「おい!これじゃねーの?」


寝室の隣の部屋から顔を出す響。その部屋に何か物をいれてたかな?
はいってみると、あたしのキャリーバッグが…


ああああ!!!