【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


いや、怒られる前に電話切ったんじゃないか?
まぁ杏は言いたいことが言えたと満足そうだからいいか

話は戻るが、杏は喧嘩に不参加なのが気に食わないようだ。
でもこれは…俺のお願いなんだけどな

気にして戦えなさそう…俺が



「みんなが安心できるくらい、あたしが強かったらええの?」


杏は首を傾げて尋ねてくる。
そういう訳でもないんだが…実際杏が喧嘩をしているところは見ていない。その後、しか見てない。

あれもどうやって倒したのか…気にはなる


そして杏は、朔並みに突拍子も無いことを言った



「明日の総会で誰か相手してや」



またなんて事を言うんだ
慧も新もパスといい、朔をチラリと見るが、俺も嫌だといい…

響は可哀想だし…


まぁこれも一理あるのかもしれない。烈火のみんなが杏を認めてくれるのに手っ取り早いのかもしれない。


杏に手を出せるかは別として…

総会で手合わせは、やってみる価値があるかもしれない



「本気でこなきゃ怪我すっぞ」



俺の言葉に杏は、望むところや、そう答えた