【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

ただ当の本人は、燃えてきた!!シュッシュと腕を振る

いやいや、血の気が多いな


杏はいったいどんなチームにいたんだろう
チーム名は言えないって言ってたから、それも何か杏の過去に関係しているんだろう

シャドウボクシングのようにキャッキャと笑いながらパンチを繰り出す杏に、朔はノリノリでこたえている


仲良くしてくれるのはいい事だ


朔はてっきり俺が女一人を気にかける事を嫌がると思っていた。

けど1番協力してくれた。



そういえば1つ気がかりな事があった。

烈火に入ると言ったすぐ、誰かに電話を掛け出した。電話口から漏れる声は男だった


杏は志木(シキ)と呼び親しそうに話す。
多分やけどあったかい場所
そう俺たちのことを電話の相手に言っていた。

どういう関係だろ?

少しモヤモヤしながら電話が終わるのを待ってると、、ごめん!男しかおらんわ!!そう大きな声で言い、杏は電話を切った


……?

俺たちのことか?電話相手に心配されてる?

少し息を切らして電話を切った杏は、怒られへんかった…そうホッとしていた。