【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


なんとか…杏は烈火に入ると言ってくれた。
俺の自慢のチームなんだ。
みんないい奴で最高な家族。

ほんとこいつらにも感謝しなきゃな


一生懸命布団を敷いて雑魚寝の準備を始める4人を見る。杏は呆れた顔で見ていたが、どこか楽しそうな表情だった


さて、明日はみんなに杏が烈火に入るのを認めてもらわないといけない。

女の子が入るのは歴代でもなかった事だから、どうしたもんだか、と



杏はまだ俺たちに話していない事がある。結局質問には答えれる事は答えてくれたが、やはりスコーピオンの話は言わなかった。

きっとスコーピオンと杏は何か関係があり、杏に哀しい顔をさせているのは、それが原因だと思う


「泉?お茶いる?」

「あぁ」


コップに入った冷えたお茶をもらう
ただ…何が原因であれ、烈火にはいったならチームのメンバーだ。俺が何が何でも守る



杏がまた高校に通う理由も、一人で関西を出てきたのも、期限があるのも…スコーピオンの事も



いつか話してくれればいいなと思う