【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


……声でか


" あ?何黙りこくってんだよ!ナメてんじゃねーぞ!! "


えっと…無視していいよね?

ここはオートロックの厳重なマンションだ。
フロントで騒げる根性はすごいけど、入っては来れない。

てゆうか、なんで部屋番号バレてるの?


" 朔!あなたがそんな言い方するから、無視されるんです。少し黙っておいてください "


??ずっと煩かった男は、頭の良さそうな男に押しのけられていた。


" 騒がしくしてすみません。こちらに泉は居ませんか?ずっと探してて。私たちは泉の友達でして "


あれ?追ってきてた人達じゃなさそう。


「えっと…泉なら家に居るけど」


呼ぼうか?そう言おうとした時、後ろからにゅっと手が伸びてきて、インターホンの通話ボタンを綺麗な指が切った。

チラと後ろを見ると、違う部屋にいたはずの泉が居た。


「友達じゃないの?」

「…仲間だ。でもうるさいから鍵開けなくていい」


ほう、それは同感や。

でもフロントで騒がれるのも困るけど。
管理人さん今日は日曜日だから居ないもんなー。