【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


『杏様は、好かれる人間です。人を惹きつける魅力もあります。それは…杏様のものです。俺も、そんな杏が好きだよ』

「急に話し方かえんといて。でも…な?明日から行こうと思うねん」

『それはよかったです。何か見つけましたか?』

「うん…多分やけど…あったかそうな場所」

『安心しました』

「ありがとう!志木には言っておきたくて!」

『杏様?もう1つ…いいですか?」

「ん?何?」

『男ばかりの所にいたら、許しませんからね』

「……ごめん、男しかおらんわ!」


ブチ!!!!



あ、ついつい勢い余って切ってしまった。
男しかおらんのは間違いでは無いけど…
さすがにまた、チームに入ったって知ったら、飛んできそうやし…

志木達といた時も、男だらけやったやん。
せやし大丈夫やと思うんやけど


「杏?今のは?」

「あ、あたしの大事な仲間の1人。全部事情知ってる唯一の人」


志木には、嘘ついたらあかん。あたしを大事に思ってくれてる人やから


「けじめ。志木には全部話さなあかんから…みんなの事も」