【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

そしてリビングに移動して杏ちゃんは渋々話し出す


「何から話せばいいのやら」


うーーーんと首をかしげる。
やっぱり可愛い。杏ちゃん可愛いよね

金髪の前下がりのボブで猫目

可愛い

性格は…少し男勝りな気がするけど、そこも可愛いポイントなのかもしれない


…って泉は思ってそう


何から話せばいいかわかないと言う杏ちゃんに、質問形式で答えてもらうことにした

まずは朔


「なんで喧嘩できるんですか?」


ずいっと自分の手をマイクのようにして、杏ちゃんに近かづける

え?記者会見てきな?


無視すると思ったら杏ちゃんは、近づけられた朔の手に向かって話し出す

え、ノるんだ


「こっちに引っ越す前に、皆みたいにチームに入っていたからです」


へーー!そうなんだ
ちゃっかり記者会見風に敬語で言葉を交わす


「なんて言うチームでしたか?」

「それはちょっと黙秘でお願いします」


分かりましたと朔は言い、はい!次!と新に質問しろと目で訴えた


「あーえっとそうですね。ここには1人で引っ越してきたんですか?」