【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


結局杏ちゃんは烈火に入ることになった。
半ば無理矢理だったが、嫌ではないとハッキリ言った。

こんなストーレートな性格で、芯の強そうな子なのに、なぜこの手の話になると弱気なのか


きっと…過去に何かあったんだろうね


昔の俺たちと同じような顔をしているから


烈火にもよく新メンバーがはいる。それは普通のことで泉が認めたらその日から所属になる。

ただ女の子だから例外だ。


明日総会を開くらしい。みんな認めてくれるといいけど


泉の優しい顔を見て嬉しくなる
あと2年しかここに居られないと言った杏ちゃん

それは泉と同じだった



20歳になったその時…

泉は親父さんの仕事を継ぐことになっている。
泉はその運命を受け入れては居ないが…



「おい!杏!言える範囲のことだけ話せ」


朔はベッドから杏ちゃんを引きずり出す。ほんと手荒だなぁ

「いった!アホ、落ちるやろ」

杏ちゃんは朔の頭を引っ叩く…


どっちもどっちか


泉は苦笑い