杏が掴んでいた服を触る
「そうだな…正直まだよく分からない。考えず行動したものの、冷静に考えると、俺は烈火の総長な訳で…俺はチームを優先する。それは変わりない事実だ」
「ふーーーん。それで?」
それで…
「はぁ…お前まじでうるさい」
俺の口から何かを言わせたい様子の朔。
分かってるんだよ。やりたいことは。ただニヤニヤする顔がムカつく
「杏とチームを天秤にかけた時、自信ないから。杏のことも全然知らないし、話したがらないし…
いざという時、俺がブレそうで怖い。でも杏を1人にしたくないし、守りたい」
だっさ
俺は何を朔に話してるんだろう。
でもそう思う
信頼はなかなか築き上げていくことは難しい
杏のことをよく知らないのに側に置いて、もしチームの不利になったら…と
考えてしまう
「泉?それがお前の答え?」
「え?」
「チームも杏も守りたいと思ってるんだろ?」
「……あぁ」
総長として最低だ。
チームを1番に優先できないかもしれない総長なんていらない
下を向いた時、朔が大きな声を出す
「そーだってさ!お前ら!」
???



