「朔?ちょっと頼めるか?杏の家になんでもいいから飯もってきてほしい。
ああ…え?
杏が寝てるから小声でしか話せない
あ?ん?うるせぇ
ああ…すまない、たのむ」
電話を切る。
本当にあの場所で、あの杏を見たのが朔と一緒でよかった。
あいつとは1番付き合いが長い。
そして、信頼している
普段はうるさくて、考えなしの時も多いけど…
本当は俺よりも冷静で周りのことを見ている時が多い。
何分かして家のドアが開いた
おかしいな。オートロックはどうした?
見に行こうとするが杏が服を掴んでる。割と、強い力で…
ドカドカと音を立てて歩く音
このデリカシーのない歩き方は……
「お前、人をパシッといて女とベッドかよ」
ケタケタ笑う朔
「静かにしろよ。起きるだろ」
「起こせよ。どうやって飯食うんだよ。アーーーンってしてやろうか?」
むかつく…はぁ
そろそろこの体勢もしんどくなってきた。
朔はニコニコしている。なんだよ
あんなに女といる俺は見たくないって言ってた癖に…



