【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


……え

「何だよ、もっとマシな面しろよ」

え?え?
ん?ん?
キスされた?あたし


「俺の手を取れ」

「は?なに?」



こいつ無茶苦茶やろ。話飛びすぎて、何ゆうてるかわからへん


「杏の居場所作ってやれるから」

「あたしには時間ないゆうたやろ!2年や!2年しかないねん。期限付きの居場所なんて欲しくない」


あたしの心臓やめて。ドキドキすんな。ちょっと喜ぶな
やめろ。一人で大丈夫や



「期限なんて誰が決めたんだよ」

「あたしや!もう決めてるねん」

「杏が決めたなら、その期限やめろよ」


はーーー?


「そんな覚悟で決めてへんわ!わからへんやろ!2年で…2年であたしってゆう存在は消えるねん!わからへんやろ。
どんだけ…どんだけ悩んだ思ってんねん。
泉に何がわかるんや!!!」


「わかんねーから…教えて欲しいと思うし、出来るなら消えて欲しくないし…あと2年あるんだろ?」


2年 し か ないねん。
あたしがあたしで居られるのはもうそんだけや。

やのになんであたしの心に寄り添ってくるねん