「写真が撮られて、拡散されてるんだ。敵対してるチームは、杏のバイト先も特定してる」
「ええ??ほんまに??」
それは困ったな…あたしまだまだマドリカで働きたいねんけど。
意外とみんな、情報集めがうまいんか?
「だから俺は…落ち着くまで、ちょっと杏の周りを見張ろうとしていた。」
は?え、あーえっと?
「あたしを守るため?」
コクリと頷く泉。そんな事するの大変なのに
「あたし大丈夫やで?意外と強いし!格闘技もやってたし!ちょちょいのちょいや」
そう、あたしなんて守らなくていい。だってあたしは、あと2年で居なくなるから。
ま、自分の身は自分で守れる。
「今日、杏のバイトの帰り…男が4人来ただろ?あれは俺たちが…「ま、待って!!!!!なんで知ってんの!!!」
え?やばない?見られてた?あん時イライラしてて頭に血登ってたし気づかへんかった
泉は眉を下げて少し悲しそうな顔でこちらを見る
「見たのは、俺と朔だけ。誰かに言うつもりもないし、それを言いに来たわけではない」



