【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

せやし、スコーピオンも東にきたのかも。

あたしと同じように逃げた。


残された2年、あたしは志木の望み通りに生きようとした。全てを忘れて…

でも

こっちにスコーピオンの噂が少しでもあるなら、あたしのする事は決まってる。



「絶対潰す」



ぎゅっと拳を握る
鈴の仇は絶対あたしがこの手で…


ピンポーン


「わぁ!びっくりした!」


一人で意気込んでたところの突然のインターホンの音。身体がビクつく

やめてーや!いま闘魂注入!ってやつをしてたのに


ピーンポーン


「あーーうるさいうるさい!なによ!」


バッとインターホンの画面をみて驚いた。あれ?泉やんな??通話ボタンを押す


「どーしたん?忘れ物?」

" うん、あけてほしい "

「ほいほい」

なんか忘れるようなもん持ってたか?んー?手ぶらちゃうかった?
あ、パンツ?なんやろ

少しして部屋のドアが開く。チェーンかけ忘れてた

どーぞーと言うとお邪魔しますって言って泉は入ってきた


「なに忘れたん?」


「なにも」


は!?