私の好きな人は、とてもモテる。 そう、自分の彼氏だということを忘れてしまうくらいに。 「りーん!」 「あ。大智くん」 たったった、と私の後を追って来てくれる彼を見て、嬉しいようなむず痒いような気持ちになった。