「っ、……やだ、降りてきてっ…、!目を開けて、やだやだ………独りに、しないでっ、!」
(っ!?)
急に自分の肺に酸素が入ってきた感覚がして、それによって吐き出された自分の声によって私は目を覚ました。
寝ぼけ眼のせいか天井が真っ赤に見えて、
「血!?」
私は飛び上がって叫び、数秒後に自分の置かれた状況を把握して口を押さえた。
違う、血でも火でもない。
そこには無機質な真っ白い天井しかなくて、どうやら私は昨日と同じく夢と現実を混同してしまったらしい。
(最悪…)
どうも嫌な夢ばかり見るものだ。
「はぁ…、」
起き上がった姿勢のまま天を仰いだ私は、大きく息を吐いた。
2回目の家族はともかく、元々の家族が死ぬ夢まで見てしまうなんて本当に最悪で。
今は夜中だし、この夜中の時間と相まって、すっかり目覚めてしまった私の気分はは最低最悪を極めていた。
それでも。
時間すら分からないものの、外の暗さや静けさからして今は明らかに夜中だから寝なければいけない事くらい分かっている私は、トロンともしない目を半強制的に閉じた。
けれど。
「………どうしよう、寝れない」
目を閉じても自然と上がってきてしまう瞼と格闘する事数分。
(っ!?)
急に自分の肺に酸素が入ってきた感覚がして、それによって吐き出された自分の声によって私は目を覚ました。
寝ぼけ眼のせいか天井が真っ赤に見えて、
「血!?」
私は飛び上がって叫び、数秒後に自分の置かれた状況を把握して口を押さえた。
違う、血でも火でもない。
そこには無機質な真っ白い天井しかなくて、どうやら私は昨日と同じく夢と現実を混同してしまったらしい。
(最悪…)
どうも嫌な夢ばかり見るものだ。
「はぁ…、」
起き上がった姿勢のまま天を仰いだ私は、大きく息を吐いた。
2回目の家族はともかく、元々の家族が死ぬ夢まで見てしまうなんて本当に最悪で。
今は夜中だし、この夜中の時間と相まって、すっかり目覚めてしまった私の気分はは最低最悪を極めていた。
それでも。
時間すら分からないものの、外の暗さや静けさからして今は明らかに夜中だから寝なければいけない事くらい分かっている私は、トロンともしない目を半強制的に閉じた。
けれど。
「………どうしよう、寝れない」
目を閉じても自然と上がってきてしまう瞼と格闘する事数分。



