私も、説明を受けていた時に湊さんに、
『伊織は、もしかしたら沢山君に酷い言葉を言ったかもしれない。…だけど、あれは本心じゃないはずなんだ。荒川次郎に脅されて、ああするしかなかったはずだから…。だから、許すまではいかなくても、理解はしてあげて欲しい』
と言われたから、彼の行いを許す事は出来なくても理解はしようとしているところだ。
それは、きっと他のmirageのメンバーも同じはずで。
皆、前に進もうと頑張っている。
ケーキの最後の一口を食べた私が、そう考えていると。
「そうだ紫苑さん!大也さん、琥珀さんの事が分かるんですよ!先日実験したんです、来てください!」
ケーキもチキンも食べ終わった航海が立ち上がり、私と琥珀の手を掴んだ。
「え、どうしたの…」
そうして松葉杖を持つ航海に連れられ、手指消毒をした私達は大也のベッドの真横に立っていた。
至近距離で見ると大也の顔は髪の毛と同じくらい白くて、本当に生きているのか不安になる。
(え、)
戸惑う私に、
「今、大也さんの心拍数68ですよね?…紫苑さん、見ててくださいね」
世紀の大発見と言わんばかりの顔をした航海が、ゆっくりと琥珀の左手を大也の掌に乗せた。
『伊織は、もしかしたら沢山君に酷い言葉を言ったかもしれない。…だけど、あれは本心じゃないはずなんだ。荒川次郎に脅されて、ああするしかなかったはずだから…。だから、許すまではいかなくても、理解はしてあげて欲しい』
と言われたから、彼の行いを許す事は出来なくても理解はしようとしているところだ。
それは、きっと他のmirageのメンバーも同じはずで。
皆、前に進もうと頑張っている。
ケーキの最後の一口を食べた私が、そう考えていると。
「そうだ紫苑さん!大也さん、琥珀さんの事が分かるんですよ!先日実験したんです、来てください!」
ケーキもチキンも食べ終わった航海が立ち上がり、私と琥珀の手を掴んだ。
「え、どうしたの…」
そうして松葉杖を持つ航海に連れられ、手指消毒をした私達は大也のベッドの真横に立っていた。
至近距離で見ると大也の顔は髪の毛と同じくらい白くて、本当に生きているのか不安になる。
(え、)
戸惑う私に、
「今、大也さんの心拍数68ですよね?…紫苑さん、見ててくださいね」
世紀の大発見と言わんばかりの顔をした航海が、ゆっくりと琥珀の左手を大也の掌に乗せた。



