廊下の方から、湊さんと一緒に2人の男の人が姿を現した。
その内の、左手首に茶色のリストバンドをつけているキャラメル色の髪の男性は、私の姿を見るなり、
「あれま、大也も派手にやってくれちゃった感じだね、、血までつけちゃってさぁ」
と、謎の言葉を呟いて。
「航海(うみ)ー、僕もソファー座りたいからちょっと退いてー?」
夜なのにサングラスを掛けている、この家に来て最初に会った男の人が座っているソファーに駆け寄って行った。
「…何しに来たのあの人」
その男の人の姿を目で追っていた大也さんの目つきと声は、酷く冷めていた。
「どうでも良いから早く用件話せ、お前がこいつに何かしたのは分かってんだよ大也、今すぐ吐け」
湊さんと現れたもう1人の男の人ーこの人が警察官だろうーは、特に私の姿を見ても何も言わずに私の目の前の椅子に座って。
左手で頬杖をつき、何故か真っ直ぐに大也さんを睨み付けた。
その人から溢れ出るオーラに、思わず私は固くなってしまって。
先程の銀河さんのあの雰囲気が“冷たい”感じだとしたら、この人が出す雰囲気は“殺気”だ。
「待って勘違いしないで、俺は何もしてない!紫苑ちゃんとは、俺がベンチに座ってたら会ったの!」
「いや、だからってこの子を連れて帰って来るなんて誘拐だろ、犯罪行為だからな」
その内の、左手首に茶色のリストバンドをつけているキャラメル色の髪の男性は、私の姿を見るなり、
「あれま、大也も派手にやってくれちゃった感じだね、、血までつけちゃってさぁ」
と、謎の言葉を呟いて。
「航海(うみ)ー、僕もソファー座りたいからちょっと退いてー?」
夜なのにサングラスを掛けている、この家に来て最初に会った男の人が座っているソファーに駆け寄って行った。
「…何しに来たのあの人」
その男の人の姿を目で追っていた大也さんの目つきと声は、酷く冷めていた。
「どうでも良いから早く用件話せ、お前がこいつに何かしたのは分かってんだよ大也、今すぐ吐け」
湊さんと現れたもう1人の男の人ーこの人が警察官だろうーは、特に私の姿を見ても何も言わずに私の目の前の椅子に座って。
左手で頬杖をつき、何故か真っ直ぐに大也さんを睨み付けた。
その人から溢れ出るオーラに、思わず私は固くなってしまって。
先程の銀河さんのあの雰囲気が“冷たい”感じだとしたら、この人が出す雰囲気は“殺気”だ。
「待って勘違いしないで、俺は何もしてない!紫苑ちゃんとは、俺がベンチに座ってたら会ったの!」
「いや、だからってこの子を連れて帰って来るなんて誘拐だろ、犯罪行為だからな」



