しかも何と、


｢すみません紫苑さん、丁度今銀河さんとビデオ通話をしながら24日の事を話しているので、部屋に戻った方がいいと思います｣


｢ごめんね、ちょっと生々しくて気持ち悪い話してるから、気持ちは分かるけど部屋に戻った方が身の為かも。もしも誰かの部屋に行きたいなら男の部屋じゃなくて笑美の部屋に行きなね〜｣


という2人からの総攻撃をくらい、私は一言も発せないまま部屋に戻ってきていた。


しかもまだ航海の部屋からは、


｢いやー、そこはケチャップでいこうよ！ほら、スクランブルエッグにはケチャップでしょ？｣


｢ケチャップにした所で誰も食べませんよ？ちゃんとネットで調べれば良いじゃないですかそんなの｣


｢黙って聞いて航海、もう時間が無いの！ちゃんとしたものを通販サイトで頼んだとして、1週間で家に届くと思う？今クリスマスの時期なんだから通販サイトもクリスマスで忙しいだろうし、間に合うわけないよ！｣


｢クリスマスクリスマスって、サンタの格好でもして忍び込む気ですか？ふざけるのも程々にして下さいよ｣


｢今俺が話してるのはケチャップの話！ふざけてるのはお前だろ、何がサンタクロースだよ出てってくんない！？｣


｢すみませんが、ここは僕の部屋ですが？あの、色々と大丈夫そうですか？｣