クラスメイト。
親友以上恋人未満…。

そんな風に見える私藍沢遥と、古木淳太。
平々凡々な私に対して、淳太はキラキラのイケメンで、浮世を流すプレイボーイ。
どう考えても相反する立場の私達。

でも、どうしてか、クラスの席替えの時に意気投合してしまって、それからは毎日のように一緒の輪の中に、いる。

勿論、偶に「場違い」なんじゃないかなって思うこともあるけれど…。

それでも、淳太が私を親友として大事に扱ってくれているのが皆に伝わるのか、嫌がらせを受けたり何かこれと言って嫌な気持ちになったことはない。


それを良いことに、私は密かにこのどうしようもないプレイボーイに恋をしている…。

…死んでも言わないけど。

そう思って一息呼吸を整えると、隣から淳太に名前を叫ばれた。