もう、いいんだよ。 頑張らなくても、いいんだよ。 そんな風に呟いて…。 すると、さっきまで泣きたくなるくらい深い群青色をした言の葉が、ぽわんと眩しい光を灯して彼の傍から離れて行く。 「…もう、一人なんかじゃないよ?」 彼はもう一度だけそう言うと、にっこりと微笑んで、その言の葉を解き放つ。