【短】星のカケラが海に落ちた




もう、いいんだよ。


頑張らなくても、いいんだよ。





そんな風に呟いて…。


すると、さっきまで泣きたくなるくらい深い群青色をした言の葉が、ぽわんと眩しい光を灯して彼の傍から離れて行く。



「…もう、一人なんかじゃないよ?」




彼はもう一度だけそう言うと、にっこりと微笑んで、その言の葉を解き放つ。