と、その時。 キュイーーン… と、どこらともなく心をざわめかせる音がした。 「…きた」 「え…?」 彼は彼女にその音を聞かせないように庇いながら、後ろへと追いやる。 すると真っ青な…群青色に近いくらい深淵の光が鈍く彼の元に届き、彼はそれを受け止めてから、どぷん、と重い音を付けて雫の中に落ちていった。