【短】愛を語るよりも早く、その口唇を味わいたい。

俺って、自分でいうのもなんだけど、腹黒だからまぁまぁ顔が良くても、あんまり取り巻きが出来るようなタイプじゃない。

でも、部活で生まれたフラストレーションをぶつける為に軽い気持ちで付き合った子達はいた。

だからか、余計に彼女には警戒されてるみたいで、仔猫がフーッ!って逆毛を立てるみたいな感じでしか寄って来てもらえないんだよね…。


そういう経緯があって、今の約束が成立したのは、奇跡にも近いんだ。


さて。
今日からどうやって…彼女の心を懐柔していこうか?

なんていうか、こういうのを本当の恋っていうんだろうね。


部活が終わって、思い思いに帰り支度をしていると、教室に忘れ物を取りに行っていた彼女が戻ってきた。