オーブンの天板の厚さは一センチほどあり、正真正銘の鉄製である。
腕力のみで変形させるのは、常人には不可能な芸当だ。
クールな表情を崩さずに、いとも容易く次々とへこみを作っていくライアスに、ミーナは唖然としていた。
それを見たマッキオが、頭の後ろで手を組み、おかしそうに言う。
「ライアスは馬鹿力なんだよ。大ダコは一応、光の魔術を使って倒してたけど、大抵は力技で敵を潰しちゃう」
国境線で隣国の敵兵に攻め込まれたら、防衛のために彼らも出動するそうだが、そんな時には馬鹿力を生かした力任せの剣技で、敵を薙ぎ払うらしい。
エルネもクスクスと笑いながら補足する。
「だからジャンポールさんに肩にのってコントロールしてもらっているのよね。竜騎士団の中で一二を争う強者なのに、ライアスは不器用だから」
ミーナが興味深げにその話を聞いていたら、「できたぞ。これでいいか?」とライアスに天板を返された。
くぼみの形に多少の歪みはあるものの、それは見事にタコ焼き用の鉄板になっていた。
「ライアスさん、すごいです。これでタコ焼きを作れます。ありがとうございます!」
腕力のみで変形させるのは、常人には不可能な芸当だ。
クールな表情を崩さずに、いとも容易く次々とへこみを作っていくライアスに、ミーナは唖然としていた。
それを見たマッキオが、頭の後ろで手を組み、おかしそうに言う。
「ライアスは馬鹿力なんだよ。大ダコは一応、光の魔術を使って倒してたけど、大抵は力技で敵を潰しちゃう」
国境線で隣国の敵兵に攻め込まれたら、防衛のために彼らも出動するそうだが、そんな時には馬鹿力を生かした力任せの剣技で、敵を薙ぎ払うらしい。
エルネもクスクスと笑いながら補足する。
「だからジャンポールさんに肩にのってコントロールしてもらっているのよね。竜騎士団の中で一二を争う強者なのに、ライアスは不器用だから」
ミーナが興味深げにその話を聞いていたら、「できたぞ。これでいいか?」とライアスに天板を返された。
くぼみの形に多少の歪みはあるものの、それは見事にタコ焼き用の鉄板になっていた。
「ライアスさん、すごいです。これでタコ焼きを作れます。ありがとうございます!」


