ようこそ異世界レストランへ~食材召喚スキルで竜騎士とモフモフ手懐けます~

その時、海上でドンと大きな音がして、四人は同時に振り返った。

花火はまだ終了していなかったようで、今、夜空に花を咲かせたのは、超特大のピンクのハートであった。


おそらく、それを打ち上げたのは、ジャンポールだろう。

小さな体でも、百二年生きている大魔導師。

当然ドラゴンも、ひとりで自在に乗りこなす。


「ジャンポールさん、こっちの状況見えてんのかな。俺っちより、ライアスの味方なの?」


マッキオが不満げにそう言えば、エルネが「そうかもしれないわね」とおかしそうに笑う。


「ライアスさん、綺麗ですね」

「ああ」


ミーナとライアスは花火に見惚れ、自然と寄り添うように肩を触れ合わせていた。


【完】