ようこそ異世界レストランへ~食材召喚スキルで竜騎士とモフモフ手懐けます~

声を潜めずに会話していても、動揺するミーナの耳には入らない。

これまで恋をしたことがなかった彼女なので、激しくうろたえて心の中は忙しい。


(私が好きになっても、ライアスさんを困らせるだけよね。ブスで太っているから、子供の頃から男子にからかわれてきたもの。あれ……? 私は今、十八歳の美少女なんだよね。じゃあ好きになっても迷惑じゃないのかな。両思いになりたいと夢見ても、許されるの?)


頭の中が疑問だらけだ。

その答えをライアスに教えてもらいたいけど、恥ずかしくて聞けそうにない。

至近距離で見つめてくる麗しい瞳と視線を交えていたら、心臓が過労死してしまいそうな気もして、ミーナはこの場を離れようとした。


「あの、私、そろそろ屋台に戻って仕事しないと……」