ミーナは、花火の前にジャンポールから聞かされたことを思い出していた。
一昨日、氷石に魔力を入れ直してくれたせいで、ライアスの魔力は四分の一にまで減ってしまった。
その状態で数回呪文を唱えれば、死んでしまうという説明であった。
だからこそ花火の打ち上げには参加できなかったというのに、黒魔導師との戦いで、それよりも多量に魔力を消費してしまったのだ。
ミーナの瞳から大粒の涙がこぼれ、ライアスの頬を濡らす。
彼の名を繰り返し呼んで体を揺するしかできずにいたら、ドラゴンが二頭、海の方から飛んできて近くに着地した。
ドラゴンの背から飛び下り、駆け寄ったのは、マッキオとエルネだ。
「邪悪なエネルギーとライアスの光魔術が見えたんだけど、なにがあったの!?」
いつもの軽薄さを消して、深刻そうに問いかけるマッキオに、ミーナは涙でくしゃくしゃな顔で訴える。
「私のせいで、ライアスさんが黒魔導師に……」
一昨日、氷石に魔力を入れ直してくれたせいで、ライアスの魔力は四分の一にまで減ってしまった。
その状態で数回呪文を唱えれば、死んでしまうという説明であった。
だからこそ花火の打ち上げには参加できなかったというのに、黒魔導師との戦いで、それよりも多量に魔力を消費してしまったのだ。
ミーナの瞳から大粒の涙がこぼれ、ライアスの頬を濡らす。
彼の名を繰り返し呼んで体を揺するしかできずにいたら、ドラゴンが二頭、海の方から飛んできて近くに着地した。
ドラゴンの背から飛び下り、駆け寄ったのは、マッキオとエルネだ。
「邪悪なエネルギーとライアスの光魔術が見えたんだけど、なにがあったの!?」
いつもの軽薄さを消して、深刻そうに問いかけるマッキオに、ミーナは涙でくしゃくしゃな顔で訴える。
「私のせいで、ライアスさんが黒魔導師に……」


