ミーナは数メートル後ろで尻餅をついたまま、ポカンとした顔でライアスの背を見つめている。
死の恐怖に震えてから、黒魔導師が消えるまでがあっという間の出来事で、思考が追いついていかないのだ。
剣を鞘に収めたライアスがゆっくりと振り向き、ふたりの視線が交わる。
それでやっと命の危機から脱したという安堵と、助けてくれた彼への感謝が込み上げて、ミーナの瞳が潤んだ。
「ライアスさん、ありが……えっ、ライアスさん!?」
お礼を言おうとしたら、ライアスがその場に崩れ落ち、ミーナは慌てて駆け寄った。
石畳に伏せている彼を仰向けにし、膝の上に頭を抱いて、何度も呼びかける。
けれども目を開けてくれないし、体は完全に力が抜けているようだ。
「どうしよう、ライアスさんが死んじゃう……」
死の恐怖に震えてから、黒魔導師が消えるまでがあっという間の出来事で、思考が追いついていかないのだ。
剣を鞘に収めたライアスがゆっくりと振り向き、ふたりの視線が交わる。
それでやっと命の危機から脱したという安堵と、助けてくれた彼への感謝が込み上げて、ミーナの瞳が潤んだ。
「ライアスさん、ありが……えっ、ライアスさん!?」
お礼を言おうとしたら、ライアスがその場に崩れ落ち、ミーナは慌てて駆け寄った。
石畳に伏せている彼を仰向けにし、膝の上に頭を抱いて、何度も呼びかける。
けれども目を開けてくれないし、体は完全に力が抜けているようだ。
「どうしよう、ライアスさんが死んじゃう……」


