その頼もしい言葉通りにライアスは、呪文を唱えてさらなる光を剣に与えると、唸るような雄叫びを上げ、ついに黒球を弾き返した。
「なに……!?」
まさか返されると思っていなかったのか、焦り顔の黒魔導師は慌てたように杖を振り、返された黒球の軌道を真上に変えた。
紫色に発光する邪悪な呪いの塊は、そのまま夜空に吸い込まれるように消えていった。
「竜騎士風情が、なかなかやるな」
自分の方が戦闘力が高いと思っているようで、黒魔導師はすぐに焦りを消し、不遜な態度で杖を構え直した。
「これならどうだ」と、さらなる呪文を唱え始め、少しも動くことのできないミーナは再び恐怖の中に落とされる。
けれども、黒魔導師は詠唱を終えることができなかった。
その前にライアスが素早く動いて、斬りつけたからだ。
「ば、馬鹿な……」
驚きに目を見開いた黒魔導師は、前のめりにバッタリと倒れこむ。
剣を払ってから担ぐように肩にかけたライアスは、足元に伏せる黒魔導師に向けて、淡々と言った。
「悪いな。俺はこっちの方が得意なんだ。ナッツ好きの上官には、魔術を使って戦えといつも叱られるがな」
「なに……!?」
まさか返されると思っていなかったのか、焦り顔の黒魔導師は慌てたように杖を振り、返された黒球の軌道を真上に変えた。
紫色に発光する邪悪な呪いの塊は、そのまま夜空に吸い込まれるように消えていった。
「竜騎士風情が、なかなかやるな」
自分の方が戦闘力が高いと思っているようで、黒魔導師はすぐに焦りを消し、不遜な態度で杖を構え直した。
「これならどうだ」と、さらなる呪文を唱え始め、少しも動くことのできないミーナは再び恐怖の中に落とされる。
けれども、黒魔導師は詠唱を終えることができなかった。
その前にライアスが素早く動いて、斬りつけたからだ。
「ば、馬鹿な……」
驚きに目を見開いた黒魔導師は、前のめりにバッタリと倒れこむ。
剣を払ってから担ぐように肩にかけたライアスは、足元に伏せる黒魔導師に向けて、淡々と言った。
「悪いな。俺はこっちの方が得意なんだ。ナッツ好きの上官には、魔術を使って戦えといつも叱られるがな」


