ようこそ異世界レストランへ~食材召喚スキルで竜騎士とモフモフ手懐けます~

頬が熱くなるのを感じつつ、魔力を消費させてしまったことを詫びようとしたのだが、突然ライアスに手を握られて鼓動が跳ねた。

真顔の彼は、外灯を映した麗しい瞳でミーナを見つめ、淡白に誘う。


「行くぞ」

「ど、どこにですか?」

「アイスクリームを買いに。一通り食べたが、まだ足りない。俺は苺味のアイスクリームに、生クリームと生の苺をトッピングしたクレープが一番好きだ」

(苺好き……それも意外ね)


クレープをふたり分買ったミーナたちは、食べ歩きしながらレンガの広場を出た。

外灯に照らされた南へと続く石畳の道を、港へとゆっくり歩く。

すると、港へ出る前に花火が始まった。


パンと音がして空を見上げれば、赤と黄色と白、三色の花が咲いて、火の粉が海にパラパラと落ちていく。


「わっ、すごい! 日本の花火によく似ています」


興奮気味にそう言ったミーナは、どうやって弾けさせているのかと疑問に思った。

それを尋ねれば、ライアスが上空を指差して教えてくれる。


「上と下から、同時に火球を放ち、ぶつけて散らしてる」

「えっ!? それって危ないんじゃ……」