アドバイス通りに三口で食べきれそうな小さなおにぎりを五つ作り、皿に盛りつけたケイシーは、ミーナと一緒に屋台を離れ、テーブル席へ向かった。
先ほどの婦人と女の子は、アイスクリームを食べ終えても席を立たずに待っていてくれて、おにぎりの皿を目の前に出されると、迷惑そうに眉を寄せる。
「またおにぎりですか。しかも混ぜてあるのはジャガイモ……? 娘は野菜が嫌いだと説明しましたよね。せっかくですけど、これは食べてくれないわ」
口にする前から母親に拒否されたミーナは、マリアンヌに視線を向ける。
けれども、女の子にも首を横に振られ、食べないという意思表示をされてしまった。
それならばとミーナは、五つあるうちのひとつをつまみ、自分で食べた。
三口分のおにぎりをいっぺんに頬張ってしまったので、まるでハムスターのように頬がパンパンだ。
「んー、おいふぃー! 香ばしくてとっても甘いサツマイモが、ほっくほく」
ミーナは前世から、実に美味しそうに食べるのが上手である。
両手で頬を押さえて体をくねらせ、幸せ顔でもぐもぐと口を動かす姿に、試食したはずのケイシーさえも、よだれを垂らしそうになっていた。
婦人と女の子も、半開きの口に人差し指を添えてミーナを見ているので、同じことを思っているのではないだろうか。
先ほどの婦人と女の子は、アイスクリームを食べ終えても席を立たずに待っていてくれて、おにぎりの皿を目の前に出されると、迷惑そうに眉を寄せる。
「またおにぎりですか。しかも混ぜてあるのはジャガイモ……? 娘は野菜が嫌いだと説明しましたよね。せっかくですけど、これは食べてくれないわ」
口にする前から母親に拒否されたミーナは、マリアンヌに視線を向ける。
けれども、女の子にも首を横に振られ、食べないという意思表示をされてしまった。
それならばとミーナは、五つあるうちのひとつをつまみ、自分で食べた。
三口分のおにぎりをいっぺんに頬張ってしまったので、まるでハムスターのように頬がパンパンだ。
「んー、おいふぃー! 香ばしくてとっても甘いサツマイモが、ほっくほく」
ミーナは前世から、実に美味しそうに食べるのが上手である。
両手で頬を押さえて体をくねらせ、幸せ顔でもぐもぐと口を動かす姿に、試食したはずのケイシーさえも、よだれを垂らしそうになっていた。
婦人と女の子も、半開きの口に人差し指を添えてミーナを見ているので、同じことを思っているのではないだろうか。


