つい先ほど、ワインガーデン目当てに王都から訪れたという上品な装いの婦人が、おにぎりを買いにきたそうだ。
婦人は『娘が喜びそうなおにぎりをひとつください』と注文し、彼女の足元には三歳くらいの女の子が澄まし顔で立っていたという。
アイスクリームを買い求めた猫耳の客と同様に、その子もおにぎりを食べたことがないから、そのような注文の仕方になったのだと思われた。
そこでケイシーは、この街の子供たちに一番人気のシーチキンマヨネーズのおにぎりを握ってあげた。
美味しく食べてくれるに違いないと、自信満々で渡したそうだが……。
数分後、屋台に戻ってきた婦人と女の子は不満顔で、『美味しくない。これ捨ててくださる?』と半分以上も残ったおにぎりを突き返してきたという。
今のところ、その客以外には概ね好評で、何度も列に並んでくれる人もいるほど売れ行きはいい。
だから、落ち込まなくてもいいのかもしれないけれど、ケイシーは満足させられなかったことが残念でどうしてもそのことばかり考えてしまうのだと相談した。
婦人は『娘が喜びそうなおにぎりをひとつください』と注文し、彼女の足元には三歳くらいの女の子が澄まし顔で立っていたという。
アイスクリームを買い求めた猫耳の客と同様に、その子もおにぎりを食べたことがないから、そのような注文の仕方になったのだと思われた。
そこでケイシーは、この街の子供たちに一番人気のシーチキンマヨネーズのおにぎりを握ってあげた。
美味しく食べてくれるに違いないと、自信満々で渡したそうだが……。
数分後、屋台に戻ってきた婦人と女の子は不満顔で、『美味しくない。これ捨ててくださる?』と半分以上も残ったおにぎりを突き返してきたという。
今のところ、その客以外には概ね好評で、何度も列に並んでくれる人もいるほど売れ行きはいい。
だから、落ち込まなくてもいいのかもしれないけれど、ケイシーは満足させられなかったことが残念でどうしてもそのことばかり考えてしまうのだと相談した。


