広場の端にも人だかりができており、拍手まで沸き上がっているのは、大道芸人がショーを披露しているからだ。
キャッキャとはしゃぐ子供たちの姿も多く見られ、ミーナも楽しい心持ちでテーブル席を抜ける。
抜けた先にも屋台は連なっていて、まずはケイシーのおにぎり屋の様子を見ようとミーナは考えていた。
黄色のテントの前に着くと、二十人ほどのお客さんの列ができており、注文を聞いて代金の受け取りをしているのはケイシーである。
おにぎりはケイシーの母親と、アルバイトで雇った中年女性ふたりが握って包み、ケイシーの妹は休憩中のようだ。
椅子に座って足をぶらぶらさせながら、苺味のアイスクリームを美味しそうに食べていた。
「調子はどうですか?」
ミーナがテントの中に入って声をかければ、母娘は揃って振り向き、笑みを浮かべる。
「こちらは順調ですよ」と言ったのはケイシーの母親で、妹は「すごく儲かってる」とニヒヒと笑い、指でコインの形を作って見せた。
「それはよかったです。ケイシーは大丈夫? 無理してない?」
隣に立って優しく問いかけたミーナに、ケイシーは頷いた。
「順番に休憩してるし、無理はしてないよ。今日もたくさんおにぎりが売れて嬉しい! でも……」
途中まで笑顔で話してくれたケイシーだが、急に顔を曇らせる。
「なにかあったの?」と心配するミーナに、ケイシーは客対応をしながら「あのね」と事情を話してくれた。
キャッキャとはしゃぐ子供たちの姿も多く見られ、ミーナも楽しい心持ちでテーブル席を抜ける。
抜けた先にも屋台は連なっていて、まずはケイシーのおにぎり屋の様子を見ようとミーナは考えていた。
黄色のテントの前に着くと、二十人ほどのお客さんの列ができており、注文を聞いて代金の受け取りをしているのはケイシーである。
おにぎりはケイシーの母親と、アルバイトで雇った中年女性ふたりが握って包み、ケイシーの妹は休憩中のようだ。
椅子に座って足をぶらぶらさせながら、苺味のアイスクリームを美味しそうに食べていた。
「調子はどうですか?」
ミーナがテントの中に入って声をかければ、母娘は揃って振り向き、笑みを浮かべる。
「こちらは順調ですよ」と言ったのはケイシーの母親で、妹は「すごく儲かってる」とニヒヒと笑い、指でコインの形を作って見せた。
「それはよかったです。ケイシーは大丈夫? 無理してない?」
隣に立って優しく問いかけたミーナに、ケイシーは頷いた。
「順番に休憩してるし、無理はしてないよ。今日もたくさんおにぎりが売れて嬉しい! でも……」
途中まで笑顔で話してくれたケイシーだが、急に顔を曇らせる。
「なにかあったの?」と心配するミーナに、ケイシーは客対応をしながら「あのね」と事情を話してくれた。


