ようこそ異世界レストランへ~食材召喚スキルで竜騎士とモフモフ手懐けます~

するとエルネが、顎に人差し指を添えて考えながら言う。


「氷結魔術を使えば、物を凍らせることができるわ。あたしたちの中では、ジャンポールさんとライアスができるわね」


今度はマッキオが残念そうに言う。


「氷かー。俺っちが扱えるのは、火と風なんだよな。ミーナちゃんの役に立ちたかったのに」


話の流れから協力してくれるのではないかと期待したミーナは、ひまわりの種に夢中なジャンポールに頼み込む。


「アイスクリーム作りに力を貸していただけませんか? お願いします」


けれどもジャンポールに首を横に振られてしまった。

頬袋をパンパンに膨らませたハムスターは、モゴモゴとくぐもった声で言う。


「例えば今ここでひまわりの種を凍らせろと言うのなら、簡単にしてやれるが、お主の言う冷凍庫とやらを作るには、魔石に氷の魔力を封入せねばならん。それは易しいことではないぞ。わしはアイスクリームを食えんから、得もないの」

「そうですか……」


断られてしまい、ミーナはがっかりと肩を落とす。

それでも冷凍庫を作ること自体は可能だと聞かされると、諦めることができなかった。

今度は縋るような目をライアスに向ける。


「ライアスさんはどうですか? 氷の魔力を貸していただけませんか? そうしてくれたら、美味しいデザートが作れるんです」