ようこそ異世界レストランへ~食材召喚スキルで竜騎士とモフモフ手懐けます~

「今日はもうお仕事が終わったんですか?」


そう尋ねたミーナに、マッキオが明るく軽いノリで返事をする。


「違うよ、今日は夕方から。夜警当番なんだ。仕事しないでミーナちゃんとイチャイチャしてたいのに残念だー」


マッキオがからかうようなことを言うのは、いつものことである。

しかし、それにすっかり慣れているはずのミーナの眉がハの字に下がった。


「これからお仕事なんですか……」


エルネが目を瞬かせ、ライアスが微かに眉間に皺を寄せる。

マッキオは驚いた顔をして、それから喜んだ。


「あっれー、残念そうだね。もしかしてミーナちゃんも俺っちとデートしたかった? ついに両想い?」


それに対して「いえ、違います」ときっぱり否定し、彼のテンションを下げたミーナは、「実は皆さんに相談したいことがありまして……」と申し訳なさそうに話しだす。

ワインガーデンを計画していることは、かなり前から竜騎士団の耳にも入っている。

なぜならその日は、国外からも旅人が多く訪れると予想されるため、湾岸警備の人員を増やさねばならないからだ。

それでミーナは、ワインガーデンでアイスクリームの屋台を出したいと思っている話から始める。

なんとかして冷凍庫を作る方法がないだろうかと相談し、頭を下げた。


「お仕事前なのに、こんな話をしてすみません。ワインガーデン開催まで一週間を切ったので、急がないとと思いまして……」