エルネは長い赤茶の横髪を艶っぽく後ろに払い、「完売したなんてすごいわね」と褒めてくれる。
マッキオはミーナに近づくと、親しげに頭を撫でた。
「ミーナちゃんはえらいな。困っている人を助けたいとは思っても、なかなかここまで親身になれないよ。しかも大繁盛させちゃうんだから惚れ直すしかないよね。俺っちの嫁になって?」
マッキオのプロポーズはもはや挨拶と化しているので、ミーナは少しも慌てない。
「マッキオさん、いつも褒めてくださってありがとうございます。お嫁には行けないです」と今日もあっさり断れば、「ふられたの二十八回目だ」とマッキオが額を押さえた。
そんなお決まりのやり取りにエルネとジャンポールが笑う。
ライアスは腕組みをして、なぜかミーナをじっと見据えていた。
マッキオに頭を撫でられても求婚されても少しも心は乱れないのに、ライアスには視線を向けられただけでミーナの鼓動は高鳴ってしまう。
頬の熱さを感じつつ、「ライアスさん、なんですか?」と尋ねれば、真顔の彼が問い返す。
「ひとつも残ってないのか?」
マッキオはミーナに近づくと、親しげに頭を撫でた。
「ミーナちゃんはえらいな。困っている人を助けたいとは思っても、なかなかここまで親身になれないよ。しかも大繁盛させちゃうんだから惚れ直すしかないよね。俺っちの嫁になって?」
マッキオのプロポーズはもはや挨拶と化しているので、ミーナは少しも慌てない。
「マッキオさん、いつも褒めてくださってありがとうございます。お嫁には行けないです」と今日もあっさり断れば、「ふられたの二十八回目だ」とマッキオが額を押さえた。
そんなお決まりのやり取りにエルネとジャンポールが笑う。
ライアスは腕組みをして、なぜかミーナをじっと見据えていた。
マッキオに頭を撫でられても求婚されても少しも心は乱れないのに、ライアスには視線を向けられただけでミーナの鼓動は高鳴ってしまう。
頬の熱さを感じつつ、「ライアスさん、なんですか?」と尋ねれば、真顔の彼が問い返す。
「ひとつも残ってないのか?」


