ようこそ異世界レストランへ~食材召喚スキルで竜騎士とモフモフ手懐けます~

ケイシーの瞳が揺れているのは、自信がないためであろう。

しかしミーナは、充分に勝機があると思って提案している。

少なくとも今の状態の食料品店を続けるよりは、収入が増えるだろう。

開店前からすでにひとり、常連となりそうな人もここにいることだし。


斜め後ろに振り向いたミーナは、片手を腰に当てて海を背景にして立つライアスに問いかけた。


「おにぎり屋が開店したら、ライアスさんは買いに来てくれますよね?」


クールで無愛想な顔をしているのは、彼の常である。

ニコリともしない彼だけど、ふたつ返事で頷いてくれた。


「もちろんだ。この街に飯屋が増えるのは喜ばしい。おにぎりは持ち運びができるから、ドラゴンに騎乗していても腹ごしらえができそうだ」