体調が許せば、できる限り早くに課題を片付けるハルは、熱を出して入院する前になんと山野先生の課題を片付けていた。
そうして、ハルは退院翌日にあった山野先生の授業でハルはいつものように、課題を提出してしまった。
課題を出す前にコッソリ、
「来週にしたら?」
と言ってみたけど、ハルからは
「……え? なんで?」
と不思議そうに聞き返された。
「2週間以内に出せばいいし」
と言っても、ハルは
「でも、もうできてるよ?」
と、オレが何を言いたいのか、まったく分からないようで小首を傾げる。
できてないふりをして提出を遅らせたら、新しい課題は渡されない。そうしたら、一週間身体が休められるよね?
と懇切丁寧に説明したかった。だけど、なにせ授業中だ。それ以上の会話はできず、ハルは当然のように完成した課題を出して、先週の課題と新しい課題をもらってきてしまった。
同じ班のメンバーは、そんなハルを見て、小声で、
「ハルちゃん、真面目だね~」
「ムリしない方が良いんじゃない?」
なんて言っていたけど、ハルは何を言われているのか、やっぱり分かっていない。
サボるって言葉、ハルの辞書にはない気がする。
そうして、ハルは退院翌日にあった山野先生の授業でハルはいつものように、課題を提出してしまった。
課題を出す前にコッソリ、
「来週にしたら?」
と言ってみたけど、ハルからは
「……え? なんで?」
と不思議そうに聞き返された。
「2週間以内に出せばいいし」
と言っても、ハルは
「でも、もうできてるよ?」
と、オレが何を言いたいのか、まったく分からないようで小首を傾げる。
できてないふりをして提出を遅らせたら、新しい課題は渡されない。そうしたら、一週間身体が休められるよね?
と懇切丁寧に説明したかった。だけど、なにせ授業中だ。それ以上の会話はできず、ハルは当然のように完成した課題を出して、先週の課題と新しい課題をもらってきてしまった。
同じ班のメンバーは、そんなハルを見て、小声で、
「ハルちゃん、真面目だね~」
「ムリしない方が良いんじゃない?」
なんて言っていたけど、ハルは何を言われているのか、やっぱり分かっていない。
サボるって言葉、ハルの辞書にはない気がする。