お昼ご飯を食べた後、また電車に乗ってホテルへと向かった。
乗る時間が長くなるにつれ、さっきまでとは違い緑が多くなっていく。
見たことのない世界に目線を奪われていると、流川くんに声をかけられる。
「凛月、着いたよ」
「あ、ごめん!ありがとう」
車掌さんのアナウンスと共に電車が止まる。
降りると少し遠くに海が見えた。
「わあっ……!」
風が吹くと、潮の匂いがする。
広くて青い海は、テレビで見ていたよりも綺麗だった。
「海、初めて見た?」
「うん」
「そっか。じゃあ、連れてきてよかったな」
それは、海を見せることができてよかった、ということだろうか。
流川くんの方を見上げると、いつものようににこっと微笑まれて、歩き出す。
「ホテルはここから10分くらい歩いたところにあるんだ」
「そっか、海沿いのホテルって言ってたもんね」
それじゃあやっぱり、ホテルから海が見えたりするのかな。
なんだか急にわくわくしてきて、軽い足取りで彼について行く。
「あ、お手洗い行ってきてもいい、かな?」
「うん、俺も行ってくる」
待ち合わせは改札を出たところにして、駅のトイレに入る。
綺麗だけれど、個室は2つしかなくて1人並んでいた。
急いでいるわけではないけれど、流川くんを待たせてしまうのは申し訳ない。
こういうとき、男子はトイレが早いからいいなあなんて考えながら待った。
乗る時間が長くなるにつれ、さっきまでとは違い緑が多くなっていく。
見たことのない世界に目線を奪われていると、流川くんに声をかけられる。
「凛月、着いたよ」
「あ、ごめん!ありがとう」
車掌さんのアナウンスと共に電車が止まる。
降りると少し遠くに海が見えた。
「わあっ……!」
風が吹くと、潮の匂いがする。
広くて青い海は、テレビで見ていたよりも綺麗だった。
「海、初めて見た?」
「うん」
「そっか。じゃあ、連れてきてよかったな」
それは、海を見せることができてよかった、ということだろうか。
流川くんの方を見上げると、いつものようににこっと微笑まれて、歩き出す。
「ホテルはここから10分くらい歩いたところにあるんだ」
「そっか、海沿いのホテルって言ってたもんね」
それじゃあやっぱり、ホテルから海が見えたりするのかな。
なんだか急にわくわくしてきて、軽い足取りで彼について行く。
「あ、お手洗い行ってきてもいい、かな?」
「うん、俺も行ってくる」
待ち合わせは改札を出たところにして、駅のトイレに入る。
綺麗だけれど、個室は2つしかなくて1人並んでいた。
急いでいるわけではないけれど、流川くんを待たせてしまうのは申し訳ない。
こういうとき、男子はトイレが早いからいいなあなんて考えながら待った。



