「……うーん」
大浴場でさっぱりしたあと、明日の用意をして布団に入った。
でも全然眠れない。
布団の中に入って何時間もごろごろするの、久しぶりだな。
コテージでは眠れていたし、悩んでいた時も夢を見るだけであって、割とすぐに寝れていたのに。
この一か月間あったこと、そして明日には家に帰ることを考えると目が冴えてしまう。
今何時だろう……
携帯で時刻を確認すると、もう2時を過ぎていた。
ちょっと外に出て気分転換しようかな……
このままベッドにいても眠れそうにないし……
重い体を起こして、貴重品だけ持って部屋を出る。
忘れないようにちゃんと鍵を閉めて、静かな廊下を歩く。
気の赴くままにしばらく歩いていると、テラスのような場所があった。
昼間とは違い、真っ暗な海が見える。
潮風が気持ちいい。
すぐそばに座り心地のよさそうなベンチを見つけて腰を下ろした。
……旅行、楽しかったなあ。
来れて本当によかった。
ぼーっとしながらそんなことを考えていると、人が歩いてくる足音がした。
「……え、凛月?」
声をかけられて振り向くと、流川くんが立っていた。
大浴場でさっぱりしたあと、明日の用意をして布団に入った。
でも全然眠れない。
布団の中に入って何時間もごろごろするの、久しぶりだな。
コテージでは眠れていたし、悩んでいた時も夢を見るだけであって、割とすぐに寝れていたのに。
この一か月間あったこと、そして明日には家に帰ることを考えると目が冴えてしまう。
今何時だろう……
携帯で時刻を確認すると、もう2時を過ぎていた。
ちょっと外に出て気分転換しようかな……
このままベッドにいても眠れそうにないし……
重い体を起こして、貴重品だけ持って部屋を出る。
忘れないようにちゃんと鍵を閉めて、静かな廊下を歩く。
気の赴くままにしばらく歩いていると、テラスのような場所があった。
昼間とは違い、真っ暗な海が見える。
潮風が気持ちいい。
すぐそばに座り心地のよさそうなベンチを見つけて腰を下ろした。
……旅行、楽しかったなあ。
来れて本当によかった。
ぼーっとしながらそんなことを考えていると、人が歩いてくる足音がした。
「……え、凛月?」
声をかけられて振り向くと、流川くんが立っていた。



