「凛月!」
走って帰ってきたのか、彼は息が上がっていた。
「流川くん!ご、ごめんね、勝手に部屋に入って……!」
「え?ああ、いいよ謝らないで。じいちゃんから聞いたよ、カゴありがとう」
逆にお礼を言われてしまい、ううん、と首を振る。
「ってそうじゃなくて!さっき姉ちゃんから返事がきたんだ!」
「え、ほんと!?」
流川くんはすごく嬉しそうに頷く。
お姉さんとはどうなったんだろうと今心配していたところだし、ナイスタイミングだ。
私もつられて幸せな気持ちになる。
「凛月のおかげ。ほんとありがとう!」
「ううん!私はそばにいただけだし、流川くんが頑張ったからだよ!」
よかった、ほんとによかった……!
きっとこれからもいろいろあるだろうけれど、2人なら乗り越えていくんだろうな。
それが嬉しくて、少し羨ましい。
わ、ダメだ、なんか泣いちゃいそう……!
「凛月?」
ぐっとこらえていると、流川くんが近づいてきた。
泣いているのを見られたらまた心配させてしまう……!
それに今はあまり近寄られるとドキドキして緊張しちゃうし……!
彼から距離をとろうとして後ずさる。
するとコツン、と何かが足に引っかかった。
「わっ!?」
気づいたときには後ろへと重心が偏っていた。
このままじゃ転んじゃう……!
「凛月!」
走って帰ってきたのか、彼は息が上がっていた。
「流川くん!ご、ごめんね、勝手に部屋に入って……!」
「え?ああ、いいよ謝らないで。じいちゃんから聞いたよ、カゴありがとう」
逆にお礼を言われてしまい、ううん、と首を振る。
「ってそうじゃなくて!さっき姉ちゃんから返事がきたんだ!」
「え、ほんと!?」
流川くんはすごく嬉しそうに頷く。
お姉さんとはどうなったんだろうと今心配していたところだし、ナイスタイミングだ。
私もつられて幸せな気持ちになる。
「凛月のおかげ。ほんとありがとう!」
「ううん!私はそばにいただけだし、流川くんが頑張ったからだよ!」
よかった、ほんとによかった……!
きっとこれからもいろいろあるだろうけれど、2人なら乗り越えていくんだろうな。
それが嬉しくて、少し羨ましい。
わ、ダメだ、なんか泣いちゃいそう……!
「凛月?」
ぐっとこらえていると、流川くんが近づいてきた。
泣いているのを見られたらまた心配させてしまう……!
それに今はあまり近寄られるとドキドキして緊張しちゃうし……!
彼から距離をとろうとして後ずさる。
するとコツン、と何かが足に引っかかった。
「わっ!?」
気づいたときには後ろへと重心が偏っていた。
このままじゃ転んじゃう……!
「凛月!」



