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翌日の登校日、教室へ入ってすぐにスズとサチを見つけて近づいて行った。


「おはようアキコ。なんか怖い顔してるけど、どうしたの?」


自分の気持ちが表情に出ていたようで、あたしは自分の頬に触れた。


筋肉がひきつっているのがわかる。


「ちょっと気になる子を見つけたんだよね」


あたしはそう言い、2人と教室後方へ移動して昨日の出来事を説明した。


「へぇ、元カノかぁ。イケメンだから、付き合った経験くらいあると思ってたけど?」


スズの言葉にあたしは頷いた。


「それはわかるんだけどね、相手がこの高校の1年生なんだって」


「そうなんだ?」


「うん。結構可愛い子だった」


そう説明をすると、サチが「心配してるの?」と、聞いて来た。


「ユウジの心変わりはないとしても、相手の気持ちはわからないからね」