「あっ、もしかしてキョンちゃん、やきもちやいてるー?」
「……冗談きついですよ、戸部さん」
「斬新! その切り替えし、はじめて!」
「そうですか」
…………。
くっそぉ。キャッチボール、5往復したのにい。これ以上会話が続かない!
純情商店街の中を並んで歩く。
喋ってないと死んでしまうはずの俺なのに、そこから一言も喋らなかった。
喋らなかったというか、喋らなくても平気だった。
俺がたった5往復に満足したっての? それとも、ここ純情商店街の柔らかい空気のせい?
「喫茶メロディ」の控え目な看板は、昨日と同じく控え目にあかりが灯っていた。
「お姉ちゃん、ただいまあ」
うわ。明るい声……。
俺と喋ってたときは、ずーんとした声だったのに。たっしーショック……。
「お帰り。あら、たすく君と一緒に帰って来たのね」
「不可抗力でね」
さらにショック……。もっと他に言い方ないのかねぇ、キョンちゃん。
「たすく君、そんなところに突っ立ってないで、早くこっちにいらっしゃい」
と、燈子さんは、にっこりと笑う。
乱暴な手つきでカウンターに鞄を置くキョン。
それを優しくなだめる燈子さん。
燈子さんの笑顔見たら気づいちゃった。すっげー肝心なこと。
俺、キョンの笑顔見てない……。
「……冗談きついですよ、戸部さん」
「斬新! その切り替えし、はじめて!」
「そうですか」
…………。
くっそぉ。キャッチボール、5往復したのにい。これ以上会話が続かない!
純情商店街の中を並んで歩く。
喋ってないと死んでしまうはずの俺なのに、そこから一言も喋らなかった。
喋らなかったというか、喋らなくても平気だった。
俺がたった5往復に満足したっての? それとも、ここ純情商店街の柔らかい空気のせい?
「喫茶メロディ」の控え目な看板は、昨日と同じく控え目にあかりが灯っていた。
「お姉ちゃん、ただいまあ」
うわ。明るい声……。
俺と喋ってたときは、ずーんとした声だったのに。たっしーショック……。
「お帰り。あら、たすく君と一緒に帰って来たのね」
「不可抗力でね」
さらにショック……。もっと他に言い方ないのかねぇ、キョンちゃん。
「たすく君、そんなところに突っ立ってないで、早くこっちにいらっしゃい」
と、燈子さんは、にっこりと笑う。
乱暴な手つきでカウンターに鞄を置くキョン。
それを優しくなだめる燈子さん。
燈子さんの笑顔見たら気づいちゃった。すっげー肝心なこと。
俺、キョンの笑顔見てない……。



